服飾の専門学校を卒業後、スポーツメーカーに入社。
企業デザイナーとして仕事をする中で、
機械的に大量生産され流行のままに消費されていく製品のあり方に違和感を覚え、
一つ一つを大切にするものづくりを、自分の手でしたいと思うようになる。
その後出会った讃岐漆器の魅力に惹かれ、香川県漆芸研究所で漆芸の基礎を学ぶ。
三重県に移り住んでからは神職が履く漆塗りの靴、浅沓を知り、その製造技術を習得。
現在はグループでの活動を中心に、
これまでの経験を生かしながら制作に試行錯誤を重ねている。
漆芸Shitsugei
漆芸とは、ウルシの樹液を用いた工芸技術。
日本では縄文時代から塗料や接着剤として使われてきました。現代までに多彩な技法へと発展し伝えられています。
その制作工程は多岐に渡り、完成まで数ヶ月〜数年を要するものもあります。
一つ一つ心を込めて手づくりすることで多彩な表現力を発揮する漆は、
大量生産の現代では忘れかけられている生活の豊かさを伝えてくれます。
伝統的な技法に加え、自分なりの表現に挑戦することで、
漆に馴染みのない人にまで興味を持ってもらえるようなものづくりを目指します。
This craft makes use of the sap from the urushi, or Japanese lacquer, tree.
This sap has been used in Japan as a paint and an adhesive since the Jomon period (c. 14,000–300 BC).
Over time, such use has developed into multiple different lacquer craft techniques which continue to be passed down to this day.
Lacquer craft uses a diverse range of production processes;
it can take anything from several months to several years to complete a single piece.
In this time of mass production, the urushi artwork reminds us of the forgotten luxury of authentic craftsmanship.
In addition to the traditional techniques, I will challenge myself to express myself in my own way,
aiming to create something that will interest even those who are not familiar with urushi.
漆作家
大内麻紗子
Ouchi Masako
凛九についてのお問い合わせはこちらから
お問い合わせを頂く際には、
必ずご連絡先の記述をお願いします。
内容を確認の上、担当者よりご連絡させていただきます。
内容によりましては、回答までに時間を要する場合や、
お返事を致しかねる場合があります。予めご了承ください。
お預かりした個人情報は、適切に処理させていただきます。