大学の授業で有松・鳴海絞を知り現地有松鳴海絞会館で展示品を見たのを機に職人になろうと
決意する。学業を続けながら老舗「suzusan」の四代目 村瀬裕氏に弟子入りし、
括りも染色もできる職人を目指す。
職人歴8年の頃、括り職人は様々な絞屋で経験を積むべきとの助言を頂き「山上商店」へ移籍。
有松に100種類ある技法の中でも手筋絞り・雪花絞り・巻き上げ絞り・手蜘蛛絞り・
板締め絞りを使い現代の感性をも取り入れた新しい商品を提案している。
2017年4月に独立。
2020年8月に念願だった有松旧東海道沿いに自宅兼アトリエ「彩AyaIrodor」を
オープンさせ家族で楽しめる染め体験を開催して絞り染めの魅力発信をしている。
有松・鳴海絞Arimatsu Narumi Shibori
人間は古来より装身具で身体を飾り、衣類に様々な染色を施してきました。
有松鳴海絞は日本に伝わる染色技法の一つです。
400年の歴史を持ち100種類以上もの技法があります。
その技法の多さは世界的に見ても一番です。
「縫う」「括る」「挟む」の3つの動作を使い、糸で布地を強く巻き圧力を与え、
染料が入らないようにして柄を出していきます。
Since ancient times, humans have adorned their bodies with personal ornaments
and have used various dyeing techniques on their clothing.
Arimatsu Narumi Shibori is a dyeing technique that has been passed down over the ages in Japan.
It has a history of some 400 years and includes over 100 variations of tying technique;
such a large volume of techniques is unique even worldwide.
The fabric is tightly wound with thread, using the three actions of stitching (nuu), tying (kukuru),
and tucking (hasamu), then compressed in order to prevent the dye from penetrating the resisted areas; this creates the distinctive patterns.
有松・鳴海絞 括り職人
大須賀彩
Osuka Aya
有松にあるアトリエ
彩AyaIrodori
〒458-0924 愛知県名古屋市緑区有松807-1
TEL:052-621-6820
営業時間:10:00-16:00
定休日:水・木曜日
PROFILE
- 2008年
- 絞り祭りファッションショー 最優秀賞
- 2010年
- 第27回新人デザイナーファッション大賞 秀作賞
- 2010年
- 22nd lnternational Poster Biennale Warszawa2010 入選
- 2012年
- 第8回国際絞り会議 (香港) Divinity~will steal breath away~作品発表
- 2018年
- 色彩学会シンポジウム 作品発表
- 2019年
- 早稲田大学「きもの学」特別講師
- 2020年
- 第28回愛知まちなみ建築賞、第52回中部建築賞
「有松再生プロジェクト」ダブル受賞 - 2021年
- 名古屋文化短期大学 非常勤講師 服飾芸術コース「伝統工芸AⅡ」
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