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伊勢根付Netsuke (Root-fix)

根付とは、江戸時代に煙草入れや印籠、財布などの小物入れなどを紐で帯から吊るし持ち歩くときに用いた留め具です。
大名や武士を中心にポケットのない着物でも細かなものが持ち運べるよう重宝されました。
手のひらに収まるほどの小さな中に込められた、細かな彫刻の美しさ、触り心地、
デザインなどによる洒落・ひねりといった遊び心を楽しみます。
中でも伊勢根付は、貴重な伊勢の地に生息する黄楊を使うのが特徴です。
江戸時代『無事カエル』という祈りを込めてカエルの根付を持って帰るなど、お伊勢参りの土産物として発展しました。
今でも縁起や祈りといったたくさんの願いを込めて彫っています。

Netsuke is a button-like fixture to carry small wallets,
tobacco pouches, and medicinecases (inro) during Japan’s Edo period (1603-1868).
As kimono has no pockets,small objects were hanged from sash (obi) by a chord with netsuke ornament at the other end.
The tiny yet practical netsuke was especially favored by the warrior class (samurai).
Beautiful carvings, comfortable texture, and the witty, playful nature of designs are all distinct features of netsuke.
Ise-Netsuke is the type of netsuke that is made of rare boxwood from Ise, Japan.

伊勢根付職人 三重県四日市市在住

梶浦明日香

Kajiura Asuka

元NHK名古屋放送局・津放送局キャスター
NHK時代に『東海の技」というコーナーを担当し、様々な職人を取材。
伝統工芸の素晴らしさやそこに込められた思いに感銘を受けるとともに、
このままでは多くの伝統工芸が後継者不足のため失われてしまうと危機感を感じ職人の世界へ。

根付の粋な遊び心、細かな彫りの美しさだけでなく、一生現役・一生成長という職人の生き方、
仲間と助け合い自然とともに暮らす師匠の生き方に憧れを抱き、
2010年、取材を通じて出会った中川忠峰氏に弟子入りし、根付職人となる。
また次世代の若手職人の活動の幅を広げるべく、
様々な伝統工芸を担う若手職人のグループ『凛九』や『常若』を結成。
「DISCOVER THE ONE JAPANESE ART 2018 in LONDON」大賞受賞 等受賞多数

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